御衣黄桜のごとく美しい君へ

〜いつの間にか君はアイドルになった〜

伊野尾慧というアイドルの話

この話は

  • 伊野尾くんのピーチガール公開
  • 有岡くんの10000字インタビューのを読みながら伊野尾くんについて感じたこと

が元になった主観的な記事である。

ここ3年ほどの伊野尾くんを見ていて感じたことを後半書き記しているので、もしかしたら途中気を悪くする方がいるかもしれない。

現在の伊野尾くんが素晴らしいアイドルだと思っていることを踏まえた上で読んでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

伊野尾慧というアイドルは、大変よくできた、けれどどこまでも掴めない不思議なアイドルだ、と常々思う。

 去年は色々あったが(本当に色々)そんなこと気にならないくらいよくできたアイドルだ。

 

 彼はJr.の頃から特徴的な声、凛々しい眉毛、可愛らしい目と口。

どこから生えてるのかわからない前髪、とっても広いおで…(誤解がないように言う、これは褒めている)

 

極めつけに根が真面目なのが見え隠れしながらもユーモアがあり、自由な表現をする彼はあの頃のJr.の中でも異彩を放っていた。(ジャニーズと出会いたてのすごく幼い私の感覚でだが)

あの頃から彼はその自由な表現で、可愛らしい笑顔で、茶の間のファンを魅了していたのだろう。

 

まあしかし、今でこそお茶の間のテキトーアイドル(いい意味である。)な彼も当時のJr.の荒波に揉まれまくりだったのは言うまでもない。

 

詳しい説明は私よりも伊野尾担の方がした方が説明に確かな信憑性と熱い想いがあると思うので割愛するが要は伊野尾慧はJ.J.からのHey!Say!7選抜に彼は落ちている。

 

その胸の内を社長に話しに行った伊野尾くん、それが功を制したのかなんなのか、彼はその後のHey!Say!JUMPのメンバーに“ギリギリ”で選ばれた。

 

そんな経歴を持つ彼、デビュー後大学に進学、ストレートでの卒業を果たす。

伊野尾くんが大学進学、卒業したのは誰の目から見ても正解だった。 伊野尾慧というアイドルを強いアイドルに変化させた。

多忙なアイドルという職と並行して大学に通うことは生半可な覚悟ではできない。相当の努力と根性がなければ必要だっただろう。

この点本当によくできた人、よくできたアイドルである。(卒研やりながら初代ジャニワをやってのけたことに関してはもう尊敬しかない)

 のちにこのストレート卒業が伊野尾革命に大きな影響を与えたのは間違いない。

大学を卒業した彼はさらに真面目で、できる男になっていた。

 

 

 

かわいい彼、かっこいい彼、面白い彼、伊野尾くんはいいアイドルだった。

しかし、どこかふんわりと本質を隠している伊野尾くん、違和感のあるアイドルでもあった。

 

どこか不安定で掴めない、私たちの手からすり抜けて行ってしまいそうなアイドル。

その違和感はグループに”ギリギリ”で入ったせいなのか、大学に行って己の視野を広げ別の道を歩むことができる状態だったからなのか、それとも不安定な状態こそがあの頃の伊野尾慧といアイドルの本質だったのか…

このことについて当時真剣に考えていなかったが(自担の世話をひたすら焼いていた)これ結構考えるべき重大案件だった、、、と最近思う。

 今考えると伊野尾くんが感じているアイドルである自分に関する価値観がそんな風に感じる原因だったのかもしれない。(実際前の10000字インタビューの時にそんなこと言ってなたきがする、詳しく調べ次第追加記載しようと思う。)

 

さて、そんな時代があった中ついに伊野尾慧覚醒の時がやってきた。

伊野尾革命だ。

Hanakoにカラフト伯父さん、ドラマ、eto....仕事をすればするほど人気は上がった。

 その頃の彼は自分を取り巻く変化を楽しんでいるように見えた。

「メンバーへの恩返し」そんな思いを持ちながら仕事をこなしていく伊野尾くんが可愛らしかった。そう感じていたのは圭人くんと同じポジションが革命以前多かったことも影響しているのかもしれない。(もちろん前回の記事でも記したように自担を思いくやしサウィ感じていたこともあったが。)

 それがちょうど2015年の革命元年と呼ばれる頃である。

 

その後も勢いは止まらない。

めざましテレビメレンゲのレギュラー、日曜ドラマ、止まらない雑誌ラッシュ…

伊野尾革命は本人を置き去りにしそうな勢いで進んでいった。

この頃伊野尾慧というアイドルはさらなる変化を遂げた。(ここからのことは本当に主観的考えである。)

 

世は伊野尾革命、慣れないキャスターに休日の茶の間を沸かす人気番組のMC。

彼は立ち止まることを許されなかった、彼自身も止まろうとはしなかった。

彼は自身の苦しみを決して見せてはくれない。

 

いきなり毎週あるレギュラー番組で爪痕を残さなければならい状況下にいた伊野尾くん。その結果、彼の魅力であった自由な伊野尾慧の姿を見せてくれなくなった。

 

頬の筋肉ゆるゆるなのではないかと思うくらいふんわり笑う伊野尾くんがよかった。

周りに『敬語!!!』と怒られてる伊野尾くんがよかった。

本当は沢山のことを考えて発言しているのにテキトーと言われるくらいの発言

をあえてする伊野尾くんがよかった。

 

けれど2016年の大きな伊野尾革命の波をきっかけに自然な可愛さの伊野尾くんが面白くてたまらなかった伊野尾くんはどこか無理をしたアイドルになった。

 

雑誌の伊野尾くんは色々な表情で心を華やかにしてくれたがどこか違う人に見えた。

可愛らしい笑顔が頬の筋肉を引き上げたビジネス満載の笑顔に見えた。

レギュラー番組で話す伊野尾くんは敬語が定着し硬い感じが抜けなくなった。(本質の真面目な彼が顔を出した、ともいうのかもしれないが)

アイドルの模範解答を探るようなのようなアイドルになった。

そしてこの現象と同じくして 伊野尾くんはみるみる痩せた。

コンンシーラで消しても見えるクマを作り不健康そうだった。

 

そんな伊野尾くんのことを見ているのが辛かったし、彼の行動、言動に納得いかない日もあった。

 

しかしこの伊野尾革命での変化が こんな悲しい変化だけだったと言いたいわけではない。

2016年は無理したアイドルに変化した年である。しかしそれと同時にその無理を力に変え、また一段と大きく強いアイドルへと変化した。

 

最初こそ彼の無理に見ていられなさを感じた人もいたと思う。

いきなりグループでの立ち位置が変わったことに怒りを感じた人思いたと思う。

けれどやっぱり彼は不思議なアイドルだ。そんな不満や怒りもいつの間にか彼の魅力に飲み込まれいつしかまたみんなからお応援されるアイドルになっているのである。

 

それは彼が2016年前半期どんなに痩せても、どんなにクマができようとも、どんなに仕事がうまくいかなくても、立ち止まることなく歩きお茶の間に伊野尾慧というアイドルを届け続けた結果だと思う。

 

2017年4月。

彼は無事レギュラー2年目を迎えた。

どこか消えてしまいそうだったアイドル伊野尾慧はお茶の間と厳しい芸能に携わる人々の心を掴み強い意思を持ったアイドルに変化した。

 

ここ最近、番宣でまた彼は忙しそうに活躍している。

TVの中には去年のような伊野尾くんの姿はない。

痩せてない、無理して笑っていない、自分をコントロールしここぞという場面で自由でテキトーなキャラをを売り出す、そんなアイドル伊野尾慧がいる。

 

今日までの番宣のために出てた伊野尾くんを見て、しゃべくり7の予告を見て私は思った。

全く、自由だなー。

己の強みと見せ方を分かった上での彼の自由だと私たちは知っている。

そんな可愛くって面白いお茶の間のテキトーアイドルが伊野尾慧だ。

 

型破りなアイドル上等、自由とテキトーの奥に忍ばせる真面目さ、冷静さ、彼を見ていて飽きることがこの先あるのだろうか?

 

…いやきっとない。

 

彼は本当によくできたアイドルだ!

 

 

毎日のように茶の間を騒がす伊野尾くん。

そんな彼が去年沢山の人達ともに作り上げた初主演映画が本日公開された。

おめでとう伊野尾くん。

まだ忙しい中だと思うが言わせてほしい。

今日までの大変な時期を乗り越えてきた伊野尾くん、本当にお疲れ様でした。

 

このピーチガールという映画が伊野尾慧というアイドルの新たなる門出に、この作品に関わったすべての人に多くの幸があらんことを祈りこの話を終わろうと思う。

 

 

 

 

なかなか矛盾の多い記事になってしまった気がするし、私ができるアイドルと思っている理由の半分ほどしか書けていないのでまた日を改め書き記したい。